POKEMON GO、世田谷公園のミニリュウ

ポケモンゴーが日本で発売されて1週間ほど。CP高い=めちゃ強い(つよく見える) というソシャゲライクになったポケモンステータスではカイリューが無双状態。

みんなカイリューが欲しい。課金してでも欲しい。だがポケモンゴーにガチャはない。カイリューを作るにはミニリュウを集める必要がある。

f:id:sn22000:20160728032024j:plain

 

ミニリュウを31匹集めるとカイリューに進化する。その素材となるミニリュウは手に入りにくくて、全国の水辺にレアポケモンとして出現する。

ただし、世田谷公園だけは『ミニリュウの巣』と云われていて、他のエリアと比べて圧倒的な効率でミニリュウを集められる。世田谷公園といえば、少し前まではランナーやスケボーキッズ、犬の散歩や子連れの散歩などで賑わっていた都心のセレブな公園だ。噴水があってその噴水がけっこうすごい。

さて、ポケモンゴー発売と同時に、世田谷公園はポケモンゴーの広告効果のポテンシャルをこれでもかと見せつけるように、子供からおじいさんまでの『サトシ』でごった返した。

今の世田谷公園には、過去訪れていた犬を飼っている人やランナーは見受けられない。全員シオンタウンに送られてしまった。

平日も休日も、驚いたことに朝も夜中も関係なくフジロック級の密度でお客さんが押し寄せている。ゾンビパニック映画さながらの密度で人、人、人がいる。各キャリアの中継基地は通信エラーを吐き出しつつもポケモンを捕まえたい人々でごった返している。ミニリュウが出現すると、人々はそこに向かい(pokevisionというツールで場所が把握できる)スワイプしてボールを投げている。

今や世田谷公園には充電を販売している人もいる。10分100円だ。商売人の鏡だ。売店のおばちゃんは気だるい様子もなく、キオスクを超える客数を炎天下のしたさばいている。

ミニリュウさえ発生すれば、人々は集まるのだ。何かレアでニーズがあるポケモンが発生する場所にポケモンマスターは、サトシは集まる。

動物化するポケモンマスターたちの未来はどこへ行くのだろうな、と思案しながら、僕は今日カイリューを完成させましたエヘヘ